【上司、男性に対する抵抗感や腹立たしい感覚がどこから来るのか】

最初は自分は催眠にかからないのでは?と感じていましたが、心配無用でした。声に導かれて階段を降りていくかのように、意識の深いところに行った感じがしました。映像の中にいるミケロという男性が自分であるとわかる不思議さ。最初は問いかけに答えているのはこの男性だったのが、いつしか自分=ミケロになり、途中からは何を答えたのかしっかり覚えていな状態になっていました。

目の前に広がるのは柱が折れて壊れかけた白くて大きな宮殿でした。石畳に裸足、麻のような素材の服を着て体格のがっしりした男性。茶色の髪は短くクリクリしていて、青い瞳、彫りの深い端正な顔立ち。歳は30歳、名前はミケロ。

戦争でみんないなくなり、少し見える人は知らない人ばかりで、寂しい気持ちでいっぱい。自分は宮殿に勤めていた。

戦争の前に時間を戻す 

王様に仕えアドバイスをする役割で他には数学者やたくさんの取り巻き、狡猾な人間、お金目当てで自分の得になることしか考えていない人、下働きをする人などたくさん。

自分はこのまま進めば戦争になってしまうと進言、王様は領土が広がるから良いのだと、全く聞く耳を持たない。もっと人の意見を聞いてほしい、もっと信用してほしい、どうしてあんな人たちの話ばかり聞くの?聞いたら戦争になってしまうのに、と感じている。

王様の意識に入って王様の考えを感じる  

俺が一番偉い。ミケロは甘い、理想ばっかり言って。他の周りの人は良い、気持ちよくしてくれるのが良い。戦争は仕方がない、領土が増えるのだから。

時間を進める 

草原が見える。みんなで街を復興している。原っぱでお酒を飲みながら、今後良くしていくための相談をしている。若い人がたくさんいて、子供達が遊んでいる風景を見て、嬉しく感じている、これで良かった、と。

さらに時間を進める 

亡くなるシーン 戦争前にいた奥さんと生まれて1年足らずの男の子は失い、今は新しい奥さんが傍にいてくれている。感じているのは、これで終わりだ。一生懸命やった。うまくいかなかったけどこれでよかった、ありがとう。

中間生にいく 

戦争はダメだ。悲しいことも楽しいこともいっぱい経験した。みんな生きている、みんな色々だ、それでいい。でも悪い人もいる、よく見なくてはいけない、悪い人には近寄らないことだ、相手にしちゃダメだ、喧嘩しちゃダメだ、うまくやったほうが良い。大丈夫だ。

できなかったことは、もう少し計画を立てればよかった。王様にもう少し計画を立てて話をして、戦争をしないようにすればよかった。

催眠から覚めた時は、体がふんわり真綿に包まれているような感覚があった。会社に通い2日後、継続中のプロジェクトの話題になった時、これまでは全然先方の話を反映させていない、私の意見も聞いてくれないと思っていたのが、社長も経費とか考えないといけないな、私も社長と同じ会社の人間だ、そう、ミケロと同じで理想が強かったんだ、と気づくことができたのです。そして、もう少しバランスを取らなくては、と感じました。セラピーのメモにも、喧嘩しちゃダメだ、うまくやったほうが良い、と書いてありました(笑)

ヒプノセラピーはスピリチュアルのように語られますが、実は正真正銘のセラピーだと感じました。潜在意識に働きかけているだけに、真の問題にヒットするので、現実世界で色々変化を実感できるのだと思いました。